飯阪雅則の本からの知恵 No.21
2023/03/25
「飯阪雅則の本からの知恵21」
「両親と遊んだ子どものころに育んだ心の記憶(幸福感)が生きる糧になるお庭つくり」の
専門家ガーデンジャーの飯阪雅則です。
前号でも書きましたが私は4人の子供のお父さん(パパ)です。
子どもたち全員が巣立ち、立派な(でもないか?)社会人になりました。
先日、次男がアパートで一人住まいすることになり自宅から引っ越していきました。
冷蔵庫や洗濯機が家にあったのでこれら重いものだけを軽トラで運ぶのを手伝い、床
に敷くカーペットやカーテン・バスマット等の今すぐ必要なものは近くのニトリに一緒
に買いに行きました。
そして、冷蔵庫・洗濯機を運び据付て、買ってきたカーペットを敷き、カーテンを吊
り、バスマットを置いてすべて終わり、帰ろうと車に乗り込むと次男が来て、ハグし
てくれて「今まで育ててくれてありがとう」と一言。
こんなうれしいことを言ってくれてはいるが「自分は子どもが誇れる父親だったろう
か」とこの本を読んで思った。
子育てとはお父さんの「生き方」が問われることである。
どう躾けるかより先に「自分は父親として、どうあるべきか」ということを
わが身に問いかけることが何よりも大事だ
自問し、自分の生き方を見つめ直し、わが子の将来に思いを馳せ、得た結論によって
育て、教え、二人三脚で駆けていく。「子育て」と「お父さんの生き方」は不即不離
(ふそくふり、深すぎもせず離れすぎもしないこと)の関係にあり、この自覚に至る過
程を「お父さん道」というと著者は書かれています。
子どもが大きくなった今、最近になってつくづく思うのは、小さかった頃にもっと
旅行とか遊んだりしたほうが良かったと
「子どもは親の背中を見て育つ」というが、仕事は一生懸命にしてきたけれどもこの
本に書かれているような人生観や価値観を大きく左右するような背中を見せられたのか?
子どもという一粒の種の発芽に太陽や水、養分を吸収させて大きく立派に心豊かに育
てることができたのだろうか? と今では自問自答しています。
私にとっては今更後悔もしてもしょうがないことですが、今小さい子どもさんのおられる
パパさんには別の見方もあるでしょうが参考にしてもらえたらと思います。
次回からは具体的な内容をかいてみたいと思います。
子どもが自慢したいパパになる最強の「お父さん道」
向谷匡史著