飯阪雅則の本からの知恵 No.22
2023/10/25
「飯阪雅則の本からの知恵22」
「両親と遊んだ子どものころに育んだ心の記憶(幸福感)が生きる糧になるお庭つ
くり」の専門家ガーデンジャーの飯阪雅則です。
前号の続きで「自慢したいパパになる最強のお父さん道」から具体的にどのよう
なことをすればいいのかという内容をかいてみたいと思います。
子供の話に「感動」すること
お父さんは疲れて帰ってくる(私もそうです)のでお子さんや奥さんの話を出来るだけ
聞きたくない。
玄関を開けて自分の城に帰ってくるとほッとしている状態にいろいろなことを話
しかけられると面倒くさいので適当にあしらっていると子供の心は傷付き、
お父さんの信頼が揺らぐことになる。
お父さんは会話はきちんと聞いてきちんと受け答えしなければならないという刷
り込みがあるので子供との会話がわずらわしくなる。
「今日、友達と近くの池に釣りに行ったんだよ」
「ふ~ん、そうか」
「小さいフナみたいな魚が釣れたんだ」
「それはすごいな」
「僕が一番釣ったたんだよ」
「大したもんじゃないか」
相槌で受け止めてやるだけで子どもにとっての会話は十分に満たされている。
なぜなら、こどもは何を話すかという結論が頭の中にある。
僕が一番釣ったということを自慢したくてお父さんの帰りを待っていたのだ。
だから、相槌を打つだけでよく、気の利いた言葉を返すのはマイナスに作用する。
お父さんが気の利いた返事をしなくてはいけないと思うから疲れて帰宅した
時に子どもに話しかけられるとわずらわしくなるのだ。
疲れていれば子どもの会話をスルーさせながら「ホーッ!」「ヘェーッ!」「すごい!」
「まさか!」という感嘆の相槌を打ってやるだけで、子どもは大満足。
疲れてないときにはお父さんの仕事の話もしましょう。
かなり前に読んだ本に書かれていたことですが、そのお父さんは何かの営業のお
仕事をされていました。お父さんは帰ってくるとその日の営業に行った先の方々
のこと、今日はこんな人に会って仕事以外にこんな話をしたとかを楽しそうに
家族の前で話します。すると家族も笑顔になり、家族みんなが愉しくなって子供さ
んがお父さんのような営業をしたいと思うようになったそうです。
家に帰れば積水ハウスではなく、家に帰れば笑顔ですね(家の外でもですけど)
子どもが自慢したいパパになる最強の「お父さん道」
向谷匡史著