飯阪雅則の本からの知恵 No.13
2021/07/14
「飯阪雅則の本からの知恵」
「両親と遊んだ子どものころに育んだ心の記憶(幸福感)が生きる糧になるお庭つくり」
の専門家ガーデンジャーの飯阪雅則です。
「幸せ」とは何か?
ほんの前までは、(今でも少しは残っていますが)一流高校、一流大学に入学し、一流企業
に就職すれば、一生安泰で幸せになれると言われてきました。
日本人は真面目で、勤勉だし、仕事を頑張っている人がほとんどです。
でも、世界の幸福度ランキングでは主要先進国の中では最低の62位、小さいながらもきれいな
家に住み、世界一と言われるくらいの美味しい物を食べ、自動車も一人一台くらい
所有して、きれいな空気、清潔な水があるのにも関わらずですよ。
ということは物質的なことではなく心の問題?
著者は「仕事以上に『大切なもの』をないがしろにして必死に働くから不幸せになる」と書いておられます。
私たちが幸せと感じる時には「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」ていう物質
が分泌されているときだとよく聞くこともあり、3大幸福物質だと言われているそうです。
セロトニン的幸福とは健康の幸福、心と体の健康
オキシトシン的幸福とはつながりと愛の幸福、友情、人間関係、コミュニティへの所属などの幸福
ドーパミン的幸福とはお金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福
セロトニン幸福、オキシトシン幸福、ドーパミン幸福とすべてが手に入ればこれに越したこ
とはないと思うのですが、これは非常に難しい。
幸福には優先順位があってセロトニン幸福→オキシトシン幸福→ドーパミン幸福の順番
セロトニン幸福が一番大事、それはそうでしようね。まず健康でなければね。
心が病むと病気になるし、怪我をしていると自由に動くことができない、
頑張りすぎてうつ病になってもいけない
自分自身またはパートナー、こどもに難病が見つかったら毎日そのことで頭がいっぱいになります。
次ににオキシトシン幸福、どれだけ仕事で成功しても、子どもが引きこもりになったり、
家族と食事をする時間がなく、家族と過ごす時間が取れなくて子供に毛嫌いされてしまったら
「幸せ」とは言えません。
お金や成功よりもまず、健康で毎日を過ごせることです。
最新科学から最高の人生をつくる方法
精神科医が見つけた3つの幸福 樺沢紫苑著