【いいさか通信Vol.58】
2020/11/17
いいさか通信。
皆さん、こんにちは
早いものでもう11月、あと今年もわずかとなりました。
もう少しであちらこちらでクリスマスの音楽が流れ、気忙しくなってきます。
先日、夕食に焼いたハモだったんですが、ハモを見るために思い出すことがありそれを家内に
いつも言うもんですから、「その話いつもしてるな、何回聞いたかわからんぐらい」と言われてし
まいます。(^^;)💦
その話というのは私が幼いころの事です。田舎だったこともあり魚屋はなく、もちろん今のように
スーパーもありませんでした。
唯一あったのは八百屋さん、昔の八百屋さんはどこでもそうだったと思うのですが
野菜 果物 肉 魚 パン コロッケとなんでも売っていました。
市場からいろいろなものを仕入れて八百屋のお店に10時ころ到着するや否やその荷物を降ろす
暇もなくその前から待っているお客様がトラックの上で取り合いのように飛ぶように売れていく
お店でした。母もこの八百屋さんでいつも買い物をしていました。
当然、魚もここで買うのですが、魚屋ではなく八百屋さんですのではっきり言ってハモの骨切り
が上手ではないんです。骨切りがうまくないので口の中に入れると骨がいっぱい残り、本当に食
べにくくおいしくないのです。(;'∀')
まあ、今から考えると八百屋さんには無理だったんでしょうね、骨切りをしていたのは八百屋さ
んの大将ではなく、奥さんでした。
ある時、魚をさばくのを見て、グローブみたいな太い手でやっていたのでこれは無理もないこと
だと思わず納得しました。(お寿司職人のような手だったらもう少し良かったのかも)
その八百屋さんは廃業して今はもうありません。