【いいさか通信Vol.73】
2024/03/21
皆さん、こんにちは、お正月が来たと思えばもう、早いもので三月です。今年は例年に比べ暖かくて過ご
しやすいと思いますが、いかがでしょうか? また、コロナも第5類になり観光地は賑わいを取り戻しつつ
あります。
いつも何かおもしろい話がないか考えたり注意深くものを見たりしているのですが今回も頭を絞り出して
考えています。
話は変わりますが新聞を読むのが好きで、いろいろなことが記事として掲載されていますので関心のある
記事があれば新聞を切り抜いてスクラップブックをしています。今回、そのスクラップブックの中の記事か
ら考えさせられることがありましたので書いてみたいと思います。
新聞なので読まれた方もいらっしゃると思いますが、人生相談のコーナーです。
「50代の主婦ですが、息子が中学高校時代は難関校に通っていたのに勉強を怠った結果、大学受験に失
敗し滑り止めのさらの下の大学に通うことになり親戚の「大学はどちら?」
の聞いてくることに気持ちの整理がつきません」
という内容の相談でした。 相談に答えるのはは作家の山本一力さん
「滑り止めの下」発言はご子息が通う学び舎に対して、無神経きわまりない所業だ。
有名大学卒の「学歴」は就職活動の第一関門には有利になる通行手形かもしれない。だとしても、それが
どうした。
尊敬する先達(先輩)が上場企業の役員だった時、氏は採用基準には一家言(その人独自の意見、主張)
ありだった。
著名大の成績優秀者ばかりではだめだ。野草の逞しさを内に持ち、難儀に遭遇したら体を張って社を守れ
る者を見逃すな」今もその企業は氏に見いだされた社員が世界の空を駆けている。
あなたは「有名大卒の息子を育てた母」の名を求めておられるのでは
多くの方はこの相談者のようではないかと思います。
子どもが生まれてくる時には「どうぞ五体満足で生まれてきてください」と祈り
少し大きくなってくると男の子であればイケメンで背が高く、女の子であれば美人になるように、学校に行
くようになれば勉強ができますように願います。
子どもが大きくなるにつれてあれもこれもと願い事が大きくなり、生まれてくるときの健康であればという
ことをすっかり忘れてしまいます。
社会に出ると山本様のいうように偏差値はなく、学歴も通用しません。
通用するのは何かを成し遂げる源はやると決めた胆力であるとおっしゃっています。学歴よりも子供が自
立できるように育てたいものです。
おもしろい話ではなく固い話になりました。また、面白いお話を探してみます。