飯阪雅則の本からの知恵 No.12
2021/04/22
「飯阪雅則の本からの知恵」
「両親と遊んだ子どものころに育んだ心の記憶(幸福感)が生きる糧になる
お庭つくり」の専門家ガーデンジャーの飯阪雅則です。
「幸せ」とはそれぞれの思いが違うと思いますが、まず最低限においしく
ご飯を食べれて健康で元気に過ごすことではないでしょうか?
私も経験があるのですが、子どもが生まれてくる時にはとにかく五体満足で
健康で生まれてほしいと願っています。
でも小学校に行く頃には勉強が良くできる賢い子に、男の子の場合中学校で
は背が高くハンサムに、そしていい学校(ここでは偏差値の高い)に入れます
ようにとだんだんと望みが多くなっていき、塾が大流行の時代です。
いい学校に入れば将来安泰という神話が一昔前まではありましたが、今では
履歴書に学歴を書かないとか、会社によっては男女の性別の欄までないよう
になってきているそうです。
いい学校に入っても親子関係や家族関係がうまくいかなければ幸せにはなれ
ません。
これからは学歴ではなく、個人がいかに個性的で優れた特徴を持っているか
が重要になる時代です。
家族同士が信頼し合い、尊敬しあえている家庭で育った子どもは、しっかり
とした自己が確立され、どんな幼稚・学校に行こうとも大丈夫なのです。
前野隆司先生は「幸せの4つの因子」を挙げておられます。
★第一因子 「やってみよう!」因子
何かを成し遂げると(それを思うだけでも)ドーパミンが放出されます。
変わっていても意味がなくてもいいんです。傍から見て「何をやってる
の?」と言われる事でも自分がやっている間は夢中で
楽しくて没頭できるものであればいいのです。
★第二因子 「ありがとう!」因子
家族や友人など、愛情に満ちた関係や人とのつながりを作り出すことで得
られる喜びです。人を喜ばせたり、愛情や感謝、そして
親切にしたいという気持ちが幸せへとつながります。
★第三因子 「なんとかなる!」因子
楽観的で前向きでいることが自己受容(自分のことを良い点も悪い点も好
きであること)を高めます。失敗や不安を引きづらく、気持ちを
すぐに切り替えることができるようになります。
第四因子 「ありのまま」因子
他人と自分を比較することなく自分らしく振舞う人は、そうでない人より
も幸せを感じやすいと報告されています。
「幸福学」が明らかにした
幸せな人生を送る子どもの育て方 前野隆司著